こんにちは!MAY.Kです!

金属アレルギー対応のノンニッケルって、どんな素材なんだろう・・・。
ニッケルフリーというのもあるし、何が違うのかな?
金属アレルギーを持っていると、アクセサリー選びに慎重になりますよね。
最近は、金属アレルギー対応の素材も色々な種類があるので迷ってしまう方も多いと思います。
そこで、今回は金属アレルギーの方でも安心して身につけられる素材の「ノンニッケル」について解説していきます。
ノンニッケルについて詳しく知りたい方、金属アレルギー対応のアクセサリーをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
金属アレルギー対応のノンニッケルってどんな素材?

金属アレルギーは、ニッケルが原因で引き起こされる事が多いとされています。
そのため、ニッケルを含む素材で出来たアクセサリーをつけて、アレルギー症状が出てしまったという人も多いのです。
そこで、アレルギーから皮膚を守ることが出来る素材として、ニッケル含有量の少ないノンニッケルと言われる素材が生まれました。
ノンニッケルの特徴
ノンニッケルは素材を生成する際に、チタン合金やホワイトゴールドを使用しているのが特徴です。
素材にニッケル以外の原料を使用する事で、金属アレルギーを起こしにくい素材と言われています。
ノンニッケルとニッケルフリーの違い
ニッケルフリーは素材の中に含まれるニッケルの量が少ないものを指します。
ただ、日本のアクセサリー業界ではまだ素材に対するニッケル含有量の明確な基準がなく、どのくらいのニッケル含有量をニッケルフリーとみなすか厳密に決められていません。
その結果、ニッケルフリーは一見ニッケルが入っていない素材の様に読み取れますが、実際はニッケルが少ない素材という位置付けになってしまうのです。
ノンニッケルの位置付け
日本では、アクセサリー素材のニッケルの含有量について現時点では明確な基準がないことが分かりました。
対して、ヨーロッパではアクセサリーの素材表記に厳しい基準が設けられています。
ヨーロッパにおいてノンニッケル・ニッケルフリーと表記するには•••
- メッキの素材にニッケルを使用していないか
- 金属(合金)内にニッケルが含まれていないか
- 溶出量の検査などで業界基準を満たしているか
これらの厳しい基準をクリアしていなければ、表記する事が出来ないんです。
日本においてはこの様な基準がないために、メーカーの自社基準が適用されています。
そのため、アクセサリーメーカーの判断で、ノンニッケルやニッケルフリーといった表記が可能な状態なんです。
その結果、これまでの自社商品よりも含有量が少ないものがニッケルフリーと表記されたり、微量のニッケルが含まれていてもノンニッケルとして表記されることもある様です。
厳密な基準が無い分、日本ではまだニッケルを完全に排除した素材を取り扱っているメーカーが少ないというのが現状なんですね。
ノンニッケル、ニッケルフリーと表記されていてもニッケルが含まれていることがあるので、購入の際は販売店へ素材の確認をするなど、注意が必要です。
ノンニッケルはつけっぱなしにしても大丈夫?

よく、ノンニッケルの素材を使用したアクセサリーはつけっぱなしにしていても良いと言われますが本当なんでしょうか?
そう言われている理由をご説明します。
つけっぱなし可能なノンニッケル
チタン合金が使用されているノンニッケル素材の場合は、つけっぱなしにしていても安全であると言われています。
チタン合金は人体関節や人工骨に使用されるほど、人の体に対して親和性のある金属です。
そのため、長時間つけっぱなしにしていても肌に与える影響が少なく、金属アレルギーになりにくいとされています。
また、チタン合金は水や汗に強い性質に加え、錆びにくい性質も持っています。
そのことからも、夏場や運動時、またお風呂でつけたままでもアレルギーが出にくいと言われているんです。
アクセサリーを外す時間を作ることも大切
アレルギーが出にくいとされているチタン合金のノンニッケル素材であっても、日本基準ではニッケルが含まれている場合があります。
つけっぱなしにして長時間アクセサリーが肌に触れていることで、金属アレルギーを発症してしまう可能性も否定できません。
そのため、1日の終わりにはアクセサリーを外してあげることで、肌への負担も抑えることができるのでおすすめです。
また、アクセサリーを長持ちさせるためにも、出来ればつけっぱなしにせずに外してお手入れをするとよいでしょう。
ノンニッケルのお手入れ方法

ノンニッケル素材のアクセサリーを綺麗に保つために、アクセサリーのお手入れをしてみましょう。
ここでは、とても手軽なお手入れ方法をご紹介します。
【用意するもの】
アクセサリークロスなどの柔らかい布(メガネ拭き用クロスやティッシュペーパーでも可)
【お手入れ方法】
アクセサリーを外したら、柔らかい布で表面をやさしく拭き取ります
【注意点】
アルコールを含む薬剤は変色の原因になるので使用しない様にしましょう
また、アクセサリーを傷つけてしまうため、金属磨き専用クロスは使用しない様にしてください
チタン合金が使用されているノンニッケルの場合は汚れが目立ちにくいですが、身につけていると少なからず汚れが付着していきます。
そのため、日頃から拭き取りのお手入れをしておくだけで、汚れの蓄積を防ぐことができますよ。
また、ノンニッケルは直射日光や激しい温度変化によって変色や変形してしまうおそれがありますので、外したアクセサリーはジュエリーボックスなどに保管しておくのがおすすめです。
小まめにお手入れをしてあげる事で、アクセサリーを綺麗な状態のまま愛用する事が出来るので、ぜひ試してみてくださいね。
ノンニッケルを選ぶ時の注意点

ノンニッケルと記載がされていても、実際のニッケル含有量はメーカー基準による部分が大きいのが現状です。
そのため、ノンニッケルや、ニッケルフリーと表記されていても少量のニッケルが含まれている場合があります。
わずかでもニッケルが含まれている場合は、金属アレルギーを発症してしまうことがあるので注意が必要です。
心配な場合は、silver925や14kgfといった金属アレルギー対応素材を選ぶのがおすすめです。
silver925は素材自体がシルバーとなるのでニッケルを含んでいませんし、14kgfは表面を分厚いゴールドで覆っているために内側の素材が肌に触れる事がほぼありません。
そのため、金属アレルギーの症状が出にくいとされています。
より安全な素材が使用されているアクセサリーを身に着けることで、アレルギー症状を抑え、安心しておしゃれを楽しむ事が出来ますよ。
silver925や14kgfについての詳細は、以下の記事でも紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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