こんにちは!MAY.Kです!

パラジウムって、どんな素材なんだろう、、、。
プラチナに似てるけど、金属アレルギー対応なのかな?
最近は、アクセサリーの素材も色々な種類がありますよね。
金属アレルギーを持っている場合は、よく耳にする素材であってもアレルギー対応素材なのか確認をする必要があります。
そこで、今回はシルバーやプラチナによく似た素材の「パラジウム」をご紹介します。
パラジウムについて詳しく知りたい方、金属アレルギー対応のアクセサリーをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
パラジウムってどんな素材?

シルバーカラーのアクセサリー素材は、silver925やプラチナなどが有名です。
これらの素材によく似た、白銀色のパラジウムをご存知でしょうか?
ここでは、パラジウムとは何か?またその特徴などを解説していきます。
パラジウムの特徴
パラジウムはプラチナと同じ貴金属の仲間で、美しい白銀色の輝きを持つ素材です。
特徴としては、一番に耐久性の高さがあげられます。
パラジウムは耐久性が高いため
- 硬度が高く、キズがつきにくい
- 長時間身につけていても変色にくい
- 水に触れても錆びない
といったメリットがあります
また、パラジウムは他の貴金属に比べて軽いというのも特徴です。
重さを感じにくく、耐久性も高いため、アクセサリーとして身につけやすいのもメリットだと言えます。
プラチナとの違い
パラジウムとプラチナは一見すると見間違えてしまう程、とてもよく似ています。
一方で、異なる部分もいくつか持っていますので、その違いを3つご紹介していきます。
硬度
パラジウムの方がプラチナよりも硬度の高い貴金属です。
そのため、硬度を高めるためにプラチナ合金にはパラジウムが含まれる事がほとんどなんだとか。
重量(比重)
比重とは貴金属の「重さ」を表す数値のことを言います。
パラジウムはプラチナよりも比重が低いと言われており、軽さのある貴金属なんです。
そのため、結婚指輪として毎日身につけるものでも重さを感じずに使用することができるのだとか。
価格
プラチナの価値は広く知れ渡っていますよね。
そのため、高値で取引をされているのも事実です。
一方で、パラジウムは存在こそ一般的ではないものの、産出量がとても少ないことからレアメタルの1つとされています。
その結果、近年ではプラチナよりも価格が高騰することもあるのだとか。
パラジウムの位置付け
パラジウムは希少価値の高い貴金属のひとつです。
1803年に発見されたパラジウムは、ロシア、南アフリカ、カナダ、アメリカが産出国となっています。
近年、南アフリカの鉱山が閉鎖されたこともあり、産出量が大幅に減少してしまいました。
その結果、パラジウムはレアメタルの一つとなり、価格が高騰したのです。
現在はロシアが主な産出国となっていますが、2022年のウクライナ侵略により、今後はパラジウムが不足すると言われています。
パラジウムが不足することになれば、さらに価格が高騰する事も予想されているんですよ。
パラジウムは様々なものに使用されている

レアメタルとして希少価値の高いパラジウム。
しかし、意外にも私たちの身近なところに存在しているのをご存知でしょうか?
なぜならパラジウムは、様々な金属に合金として含まれているからなんです。
中でも特に身近なものを、2つご紹介します。
アクセサリーなどの装飾品
アクセサリーなどの装飾品に使われている貴金属には、パラジウムが加えられているものが多くあります。
特に、パラジウムと見た目が良く似ているプラチナをはじめとして、ホワイトゴールドやピンクゴールドなどに含まれている場合が多いです。
中でもプラチナは、硬度が高くないことからパラジウムを加えて、プラチナ合金として販売されているものがほとんどだと言われています。
プラチナとパラジウムは美しい白銀色の輝きも似ており、合金として合わせるにはとても相性の良い貴金属なんだそうですよ。
歯科治療における銀歯など
硬度が高く、耐久性に優れているパラジウムは、アクセサリー以外にも使われています。
そのひとつが歯科治療。
実は、歯科治療で使われている銀歯は、パラジウムで出来ているんです。
パラジウムは耐久性に優れているほかに、融点が低いため加工がしやすいことから、歯科金属として詰め物やかぶせ物として用いられています。
パラジウムは、アクセサリーだけでなく様々ところで使われているんですね。
パラジウムは金属アレルギー対応なの?

プラチナに良く似ており、錆びにくく、変色しにくい。
そして耐久性に優れておりキズがつきにくいという、一見魅力的なパラジウム。
しかし、パラジウムは金属アレルギーを引き起こしやすい貴金属でもあります。
パラジウムの性質から、その原因を解説していきます。
パラジウムの性質
貴金属としてのパラジウムの属性は、金属アレルギーの原因となるニッケルと同じだと言われています。
そのことから、パラジウムは金属アレルギーを引き起こす貴金属として位置付けられているんです。
プラチナは金属アレルギーを起こしにくい素材として有名ですが、パラジウムはその逆なんですね。
そのため、パラジウムを含むプラチナ合金も、金属アレルギーを起こしてしまう場合があるので注意が必要です。
金属アレルギー対応の素材を選ぼう
美しい白銀色のアクセサリーは上品で落ち着いた雰囲気があり、とても魅力的ですよね。
ただ、パラジウムが含まれている貴金属を使用している場合は、金属アレルギーの症状が出てしまう可能性があります。
そのため金属アレルギー持ちの方は、silver925やサージカルステンレス、14kgfといった金属アレルギー対応素材を選ぶのがおすすめです。
silver925は他の貴金属を含みませんし、サージカルステンレスは医療用器具にも使用される程、アレルギーの出にくい素材です。
また、14kgfは表面が分厚いゴールドで覆われているため、金属アレルギーの症状が出にくいとされています。
より安全な素材のアクセサリーを身に着けて、安心しておしゃれを楽しみましょう♪
silver925やサージカルステンレス、14kgfについての詳細は、以下の記事でも紹介しています。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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